株は長期投資がおすすめされる理由とは?

株式投資には大きく短期投資と長期投資の2つに分類することができます。
どちらの取引にもメリット、デメリットが存在しますが専業投資家ではない一般的なサラリーマンが株式投資を行う場合は長期投資の方が良いとされています。
なぜ長期投資の方がおすすめされているのか、それは運用方法の違いが関係しています。
短期投資ではとにもかくにも株価を常にチェックする必要があります。

5分画面から目を離したせいで大儲けできるチャンスを失った、大損することになってしまったというのは短期投資では日常茶飯事です。
普通のサラリーマンは常に株価をチェックしながら仕事をすることは難しく、チェックできたとしても仕事と平行して市場心理まで織り込みながら運用を行い利益を出すのは簡単ではありません。
人によっては株価を確認できないことがストレスになり本業の仕事やプライベートにも悪影響が出てしまいます。
これに対して長期投資は短期投資ほど必死に株の値動きを確認する必要がありません。

素人には難しい市場心理を織り込んだ情報戦に惑わされるとなく、株が安い時に買い、高くなったら売るシンプルな戦略で利益を上げることができます。
もちろん「長期投資なら誰でも簡単に利益を稼げる」というほど株式投資は甘い世界ではありませんが、短期投資よりも必要とされる知識、時間、労力のハードルが格段に下がるのは事実です。
また初心者が短期投資に参加すると僅かな期間で大儲けできる可能性がある一方で、何が何だか分からないうちに資金が減っていき退場するような目にあうことも珍しくありません。

こうした問題を考慮すると一般庶民が株式投資の世界に挑戦するのであれば、長期投資を選択した方が賢明と言えるでしょう。
ただし短期投資で必要となる知識は長期投資にも応用できるので、長期投資のお金とは別に少額の資金を用意して短期投資をするのは悪い選択ではありません。
また長期投資にはいくつかデメリットがあるので、それを嫌う人は短期投資を選択するべきです。

長期投資に関する2つのデメリットを紹介

長期投資のデメリットはいくつかありますが、その中で一番のものを一つあげるとすれば「すぐに莫大な利益を上げることは難しい」ということでしょう。
これは文字通り長期的に株を保有して気長に利益を求める方法なのでよほどの幸運に見舞われなければ「始めて1ヶ月で資産が10倍になった」というようなジャパニーズドリームを手にすることは難しいです。
またその性質上、副業といえるレベルで利益を得ようと思ったら用意する初期資金もそれなりの金額が求められます。
仮に購入した株式が10年で2倍に値上がりしたとしても、肝心の購入金額が数万円程度では勉強にかけた時間や保有のストレスに見合った利益を得たとは言えません。
また失敗した時の損失も大きくなりがちです。

たとえば100万円分の株式を購入し10年後に90万円で損切りしたとしましょう。
詳しくない人はこれを「10万損してしまった」と考えてしまいますが実際の損失額はそんなに小さなものではありません。
なぜなら100万円という金額を別の対象に投資していれば、利益を得られていた可能性が高いからです。
10年という期間があればなおさらです。

長期投資の世界では損切はもちろんのこと、現状維持や微増でも実質的には「負け」なのです。
もう一つ長期投資ならではのデメリットとして「予想の難しさ」があげられます。
例えば新しいゲーム機を発売直前の任天堂の株式を購入するとします。
短期投資であれば「このゲーム機はヒットするのか」だけを予想し的中させることができれば利益を得られます。
しかし長期投資では「10年後も任天堂は優れたゲーム機を製造できているか、家庭用ゲーム機はスマホゲームに駆逐されていないか」と言ったところまで予想する必要があります。
どちらの予想難易度が高いかは言うまでもありません。